弓のメンテナンス Part4-保護テープDIY
- 22 分前
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今月4日より新たなルールがはじまり、所有権の移動が伴うペルナンブーコ製品の全ての国際取引にはCITESの書類を付けなければならなくなった。一方で音楽家が弓を携帯して海外渡航することには今まで通り書類は必要ない。昨年サマルカンドにて象牙と同じ一類への格上げを阻止すべく動いてくれた日本及び各国の関係者のおかげである。未だに「自分には関係ないね」と知らないふりを決め込む関係者のなんと多いことか。もし象牙と同じ扱いになったらどうなるか想像力を少し働かせばわかることだ。結論から言うと最終段階においてペルナンブーコの弓は誰も買わなくなって流通が滞り価値が下がる。業者、職人に限らず個人は皆持っている材料在庫のグラム数を把握し管理報告する責任を負うことになる。音楽家は出自を証明できない弓を持って海外に渡航出来なくなる。国内に残るペルナンブーコ製の弓が無くなり次第、代替材の弓がメインとなる。現在国内のメーカーや関係省庁の方々との間でミーティングが定期的に行われており、管理の方法など今後のことを決めている最中にある。一類に上げない為にもそこで決まったことにはどうか協力して頂きたい。
規制や管理の一方で、今ある弓を大事に使っていく必要がある。高価な弓を使っているのであれば、手元の八角部には保護テープを貼って頂きたい。長年の使用でハンドル部分は摩耗して丸く削れていき、更にはスティックのモーティスへ貫通する穴があくからだ。革を貼っても良いが、汗など湿気を吸って下の木がブヨブヨになっているのを見たことがあるのであまりお勧めはしない。以前アメリカのとある工房の方が綺麗に保護テープを貼る方法を実演していたので以下に紹介する。何てことはないがちょっとのことで弓の寿命が変わってくるので試して頂きたい。
用意する物
付箋、クリアーテープ(スコッチ 313など)、ガラス板(レザークラフト革削ぎ用など)、シール台紙(両面テープなどの裏紙)、ハサミ、カッター
① 付箋の粘着部分をスティック八角のフロッグとの境目に合わせて貼り付け、折り曲げていき、指でなぞってスティックの型を写す。

② 写した型をカットする。
③ ガラス板の上に適当な長さにカットしたシール台紙にクリアーテープを貼り付け、付箋の型紙を貼る。


④ カッターで型紙に合わせてカットし、シール台紙から剥がしてスティックに貼り付ける。


完成です!


